プロとアマチュアと素人とはどう何が違うのでしょうか。人より上手いだけではプロではありません。プロとは自立している個人で、確固たる信念、それを支える知識や技術が根底にあります。おそらく何年もやっているからプロなのではないと考えています。
時間の長さは経験として重要ですがそれでは間に合わないことも多くあります。激変する今の状況下で「ものづくりの本質」であるPL対策のプロとして様々な難問に立ち向かい、仲間と協力していくことが大きな支えになります。
規模ではなく今は個々の質、専門性が問われる時代です。PLのプロとしての自覚を確認いただき、ご自身の夢の実現に向け戦略と戦術などを立て、PL検定と講習で培った基盤をより強固にしていただきたいと思います。

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好きな言葉


「必ずや名を正さんか(論語)」、人、ものごとには全て名がついており、それが正しくないと物事も正しく行われないということです。カタカナ英語が氾濫しています。それらが正確なのか、まずはProduct Liability というPLの言葉の意味、Productとはなんなのか、LiabilityとResponsibirity、どちらも「責任」とされますが正確な意味は異なります。リコールなどもそうです。

講師プロフィール

渡辺吉明

1949年長野県生まれ、明星大学電気工学科卒業後直ちに1972年米国ミシガン州の機械メーカーに就職、1975年よりフリーのR&Dスペンシャリストとして活動開始。1978年から香港に拠点を設け国内、米国、EUなどの電機メーカー、中国の工場などとのデザイン、技術アドバイザーとして活動、1980年代は昭和シェル石油開発部との契約で地上用太陽電池やELなどの要素技術開発・応用製品開発に専念し、現在のスーパーストレート・サブストレートモジューリングの要素技術を確立した。 
1990年から2010年は輸入事業者や通販事業者の製品開発でのアドバイスやカタログ媒体検証や製品事故の体制整備指導を行う。1994年からPL対策の研究を開始、R&D専門家として、企業防衛ではない正しいPL対策マニュアルを作成、1995年からは東京海上のプロ代理店になり城北支店などで代理店や保険契約者に対しセミナーや具体的なアドバイスを行った。
2002年に取説の制作受託、テレワークでデータ制作〜PDFや動画を配信するための特許を申請(2011年に取得)しTDNインターナショナル株式会社を創業、事業を開始、その後消費者基本法第5条に則った取説を普及させるために2005年「テクニカルデザイナーからのメッセージ」を出版、NPO法人日本テクニカルデザイナーズ協会(略称JTDNA)を設立した。
2010年より東北工業大学の客員研究員としてライブデザイン学部にてPL対策の講義を開始、現在はAPL事務局長菅野が引き継いでいる。2011年にJTDNAより「最新!PL対策解説書2016」「取扱説明書ガイドライン2016」を出版、PL検定を開始した。
その後、国は製品リコールによる規制強化を進めたためその研究を開始、2013よりモバイルアプリの設計を開始、2014年にその技術の独自性の調査、特に製造物責任(PL)が学術研究されていないことが判明し、一般社団法人PL研究学会を2015年に設立した。
同年、R&D契約先の企業での簡易感震ブレーカー「スイッチ断ボールⅢ」の国の認証を取得させその普及開始に合わせGS1QRを利用したモバイルアプリ scodt(すこどっと)」に実装、同時に「安全管理システム」として特許を申請、2016年に日本と台湾で特許を取得した。2018年にクラウドシステムとしての更新を行い、その後3年で具体的な消費者市場での製品トレーサビリティが実現できることを確認、日本酒、食品、和包丁、動物捕獲器、建築金物資機材、など様々な製品にてトレーサビリティ履歴を得ている。
製品事故未然防止の専門家育成とその人材が正しく企業にて具体的な取り組みとしてscodt cloudを利用し、製品事故未然防止を行うための準備が整ったことから2018年にNPOを解散、同時に一般社団法人PL対策推進協議会 (略称APL)を設立、これまでのPL対策として、PLP(未然防止)とPLD(事故発生後対策)の両面で、消費者安全の特に製品の安全についての取り組みに賛同を得た方、企業、団体、国の協力を得て進めている。

【出版物】 

  1. 取扱説明書の制作マニュアル1995年(東京海上城北支店でのセミナーなどに使用)
  2. テクニカルデザイナーからのメッセージ 2005年 出版元 JTDNA 
  3. PL対策解説書解説書 初版2011年(最新版2022年)出版元 JTDNA〜APL
  4. 取扱説明書ガイドライン 初版2011年(最新版2022年)出版元 JTDNA〜APL
  5. 月刊誌PLnewss初刊より巻頭及び記事を連載
  6. 農機新聞 コラム連載 農業スマート化の安全 2020年毎月1回1年間など

【研究ノート・論文など】

  1. 製品リコールにおける課題とソリューションの研究 -モバイル社会における取扱説明書の役割を通し実使用者特定の試み-(渡辺 吉明) 2016年 新PL研究初号
  2. 製品安全のスマート化による社会的影響及び環境負荷の改善(渡辺 吉明 伊藤 美奈子)2017年 新PL研究2号
  3. 「リスクの高い商品の本体表示と取扱説明書の考察 – 製品安全のスマート化に向けて -(渡辺 吉明)2018年 新PL研究3号
  4. Society5.0 における製品安全対策とその経営への影響 -製品安全のスマート化の市場反応-(渡辺 吉明)2019年 新PL研究4号
  5. 製品リコールと自主回収のプロセスと重要事項 -製品事故未然防止と再発防止に向けて-(渡辺 吉明)2020年 新PL研究5号
  6. 超スマート社会の製品の安全あんしん  〜安全と情報の信頼性〜(渡辺 吉明)2021年 新PL研究6号
  7. 製品安全とSDGs−リサイクルにおける安全確保−(渡辺 吉明)2022年 新PL研究7号
  8. スマート農業を支える製品安全対策について 2020年1月農業食料工学会誌 
  9. モバイルアプリとモバイル最適化を施した取扱説明書配信による実使用者特定とリコールなどの安全情報通知システム [日本科学技術連盟]/[2013]-当館請求記号:YH247-1500
  10. COVID-19感染予防に向けたデジタルツールを用いた安全管理 /2021年第12回横幹連合コンファレンス
  11. 製品トレーサビリティによる消費者と事業者のインセンティブ  GS1Japanセミナー 2022年10月 ※GS1Japanでは2013年シス研から毎年GS1QRによるB2C事例報告を行なっている

【趣味】
副業を兼ね新宿、品川、渋谷、板橋などのライブハウスでユニット、弾き語りでのミュージシャン(アコースティックギターと歌、ブルースハープ)を続けている。

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